バレエ『GENTS(ジェンツ)』札幌公演へ行ってきました。

バレエ『GENTS(ジェンツ)』札幌公演へ行ってきました。

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こんにちは、かたせうみです。
今日は、熊川哲也率いるKバレエのホープ、宮尾俊太郎が座長を務めるバレエ『GENTS(ジェンツ)』を見に行ってきたのでレビューします。

 

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バレエに興味ない人も、読んでみてね。

まずは、ジェンツの紹介から致します。

バレエ『ジェンツ』とは??

 

バレエ『ジェンツ』とは、熊川哲也のバレエ団「Kバレエカンパニー」の設立15周年を記念して、プリンシパルである宮尾俊太郎を座長に、若手俊英の男性ダンサー5人で結成したパフォーマンスグループです。

ホテルのディナーショーでの活動や、単独劇場公演等をしていて、札幌公演は1日のみ2回目。

ディナーショーではなく、劇場での公演となっています。

場所は札幌大通りにある、「わくわくホリデーホール」となっています。

という事で、会社早退してやってきました、わくわくホリデーホールへ

 

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勇んでやってきたものの、早々に到着して、入れません。

とりあえず、平日の夏を満喫するため、友人と軽く食事をする事にしました。

写真がうまくできたので、あげておきま~す!(どやっ!)

 

https://www.instagram.com/p/BlH0ClYg9oO/

札幌の赤レンガテラスにて昼ビール

午後6時『ジェンツ』開場

 

午後6時、わくわくホリデーホール開場しました。

プログラムを買おうと思ったら、有料プログラムは無し。

入り口で配っているのが、プログラムでした。

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Kバレエからのお花と、プログラム兼チラシ。

『ジェンツ』構成と感想

 

まずは、軽くオープニング。

5人でパフォーマンスが始まります。

やっぱり動きがしなやかで美しい・・。

たまに記事にも書いているのですが、私もバレエを習っています。

子供の頃からじゃなくて、大人になってから。

7年目くらいですね、まったく上手くありません。

開脚もつきませんから・・・。

で、今日は先生に「しっかり見てきて!!」と言われましたが、そんなね~、一朝一夕でできる動きではないんですわ。

で、オープニングが終わると、ゲストギタリストのソロ演奏が始まります。

3曲ほど披露。

ゲストギタリストは「沖 仁」さんです。

ちょっと選曲が渋すぎた・・・。

(『禁じられた遊び』とか『ロミオとジュリエット』とか・・・)

前半は小作品

 

ギターソロが終わり、前半は宮尾俊太郎振り付けのコンテンポラリーダンスの小作品です。

作品一つにつき、ジェンツのメンバー一人プラス、女性ダンサー一人の構成。

作品は、ベジャールやノイマイヤー風から、クラッシック風なものまで。

あまり前衛的な振り付けではなくて、どちらかというとスタンダード。

なので、創作を見た事ない人でも楽しめるようになってます。

ですが、現代バレエなので、作品の好みは分れるところでしょう。

公演が終わってから友人と感想会をしたら、好きな作品は真っ二つに分かれました。

そして、前半は素敵にあっという間に終わった・・。

後半は、一つのストーリー

 

小作品が終了し、休憩20分を挟み、後半の演目は『AIR TERMINAL』。

空港で搭乗待ちをしている、サラリーマン(?)達が繰り広げる物語。

台風で飛行機が遅れて、物語は進んでいきます。

途中、生ギターに合わせてソロパートが入ったり、出会いがあったりと、色々想像させられます。

そして最後は・・・。

あれは夢の世界だったのか、違う世界線だったのか?

それとも、やっぱり現実?

なかなか面白い作品でしたよー。

『AIR TERMINAL』が終わると、ギターソロを挟んでフィナーレです。

フィナーレは、創作クラッシック。

華やかなチュチュを着た女性ダンサー達と、正統派王子の衣装で踊る5人。

古典の技が煌めきます。

コンテもいいけど、やっぱりクラッシックは豪華。

特筆すべきは女性ダンサーのレベルです。

ジェンツという事もあり、男性メインで目がいきがちですが、女性ダンサーはもう、きれいに足が開いていて、中心軸がブレずにピタッと止まる。

いくら男性がサポートしてても、あんなに早く、くるくる回れませんよ。

カーテンコールは会場総立ち。

クラッシックの幕ものではないので、セットもほとんどなく、個人的には少し寂しい印象ではありましたが、久しぶりに生き馬の目を抜く世界で生きている人のエナジーを感じることが出来ました。

ことバレエ業界において、容姿とも優れた男性ダンサーを集めるのは、容易ではないと思いますが、よく5人も集めたなと。

やっぱり時代は変わってきたのかな??

とても嬉しいです。

でも、ジェンツ5人のうち、3人が熊川哲也ヘアーなのは、どうしたことでしょう??

もう、親分がすごすぎて、無意識に髪型が熊川ヘアーになるのでしょうか?

うちの先生も(熊川哲也の少し年下)、熊川哲也の全盛期は、男性ダンサーはみんな熊川哲也にあこがれて、あの髪形(当時は結構なパーマヘアだった)を真似していたと言っていたし。

そして、踊りも、ほとんどが熊川色。

仕方ないけど、あの人の影響力は高すぎます。

もう、ほぼ皆さん「俺がク・マ・カ・ワです!」という、心の声がだだもれてきています。

こんな風に書きましたが、日本人で男性のダンサーの場合、十数年前までこういったアピールが弱い人ばかりだったので、これからはもう、どんどん自分の踊りを踊って欲しいですね。

アピールが出来るという事は、それだけ練習した証ですから。

作品全体の印象としては、素晴らしい所もあったけど、ディナーショー向けに構成されてるのかなという感じを受けました。

一つ一つは素晴らしいけど、全体的に華が少なくおとなしめ、大きな盛り上がりを除して、小さくまとまった舞台だったと思います。

ではここで、ジェンツのメンバーについて、僭越ながら寸評を書きたいと思います。

 

宮尾俊太郎

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Kバレエの現プリンシパルにして、『ジェンツ』の座長。

この写真は、結構前のものですね(?)

今日はね~、調子悪かったと思います、この人、回転とか・・・、特にアラセゴンターンとか・・。

ケガとかしてるのかな~・・?

ちょっと太ったのかな~・・、貫禄ありました。

 

 

杉野彗(スギノケイ)・篠宮佑一(シノミヤユウイチ)

実は、ちょっと二人の区別がつかないというか、思い出せずに写真のみ。

ごめんなさい。

美しかったことは、おぼえている。

 

 

益子倭(マシコヤマト)

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今日の5人の中では一番筋肉質。

高い身体能力で、野性的な踊りが印象的。

今日一番切れのある踊りをしていたのはこの人。

上の二人は、どちらかというと優雅で色っぽかった。

 

 

栗山廉(クリヤマレン)

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5人の中では、一番の若手で長身でスリム。

顔も小さくスタイルも良い。

典型的なダンス―ル・ノーブル(王子様的)で、フィナーレのピルエットは、この人が一番きれいだった。

長身の為か、ジャンプが少し低めですが、長い手足と美しいポジションで、まさに王子様。

Kバレエにいて、熊川色がつかないのは珍しいと思う。

実は、Kバレエでデビューする前に、某バレエ教室が発表会の時、男性ゲストとして呼んだ事があり、その時たまたま見ることが出来て、以来心の中でずっと応援してます。

その発表会、この人の周りだけスポットライトが当たっているようだった・・。

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と、いう事で、帰ってきて速攻で書いた『ジェンツ』のレビュー。

本日の記事はこれで終了です。

読んでいただき、ありがとうございました。

こちらは、併せて読んでいただけると嬉しい、バレエ、おススメ漫画です。