40才から全くの初心者で始めたクラシックバレエ。
飽きもせず、挫けもせず、続いています。
このブログを定期的に読んで下さってる人はいないと思うけど、そもそも、バレエの話題を書くために、このブログ始めたのでした。
今ではそんな感じの全くしないサイトになってますw。
今日は超久々の、バレエの話題というか、日記です。
コンクールに出たり、プロになったりはできないけれど、諦めずに挑戦すれば、年齢なりの結果は出る気がする。
40歳から10年続けたバレエの進捗
さて、バレエは、私の経験した習い事人生の中で一番長く、かつ一番真面目に取り組んでいる習い事。
ですが、やはりバレエの道は険しく、全く上達しないまま10年が過ぎました。
そりゃ、本当に全然上手くなって無いわけじゃ無いけれど、未だにポワントだって履けないし、元々関節の可動域が狭く、固まりまくってしまった私の身体は、開脚だってつきません。
努力不足なのは言うまでもないけど、遅くに始めた習い事は、子供のそれとは大違い。
仮に5歳から始めて真面目に10年続ければ、バリエーションのひとつも踊れるようになるのが普通ですよ。
しゅーん。
でも、そんな私でも、10年前より上達してる事は実感してます。
『このままではイカン』と、レッスン中のセンターでも、ピルエットに果敢に挑戦
40過ぎから始めたバレエ。
子供のそれとは違い、先生も、趣味で続ける社会人向けに、レベルを下げた、緩めのレッスンをつけてくれます。
初心者のクラスから始めたので、センターに当たり前にピルエットやシェネが入ってくるまでにも、2〜3年掛かりました。
どこの先生もそうですが、先生は、『今からでもそれなりに本気で上手くなりたい』と言う気持ちを汲んでくれて、社会人向けながらも、レッスンはしっかりと見てくれます。
でも、ピルエットはちょっとばかり危険が伴うので、2回以上の挑戦も社会人は強要されません。
でも私、気づいたんです。
今更ですが、レッスンの時に挑戦したり成功しなければ、いつまで経ってもピルエットなんて上達しないし、次のレベルのレッスンなんて、つけてもらえない事を。
自主トレは大事だけど、見せなきゃ出来ると思われない。
「脳ある鷹は爪を隠す」と言う諺がありますが、あれは、切り札を隠す様のことを言うだけで、出来る事全てのことを隠せと言うものではありません。
私も、ピルエットを2回以上回れるようになりたくて、自主トレなどはしましたが、1回転も満足に回れないのに、2回転に挑戦なんて、烏滸がましくて、とてもじゃ無いけどセンターでなんてできませんでした。
それに、先生のお許しがないと2回転しちゃいけないのかななんても、思ってましたよ。
でも、そんな事ではいつまで経ってもダメなんですよね。
しかも、40過ぎから始めた私には、今後の十分な時間なんてなく、いつまで踊っていられるかも謎。
だから、2年前に決めたんです。
『レッスン中でも、センターで必ず2回転に挑戦する』って。
・・・、先生には、怒られませんでした。
あまりに軸がブレたり、初心を忘れていると『まずは1回転で』みたいに窘められて恥ずかしい思いもするんですが、暫く1回転を続けてまた2回転に挑戦し続ける・・。
みたいなことをしていたら、だんだんとセンターでの2回転成功率が高くなっていったんです。
とはいえ、まだまだ顔もつかないし、軸もブレブレ。
膝だってきれいに開いていないしルルベも頂点では回れない。
とてもじゃないけど、「美しい回転」とは言えない。
けれど、センターで挑戦する前にうじうじと自主トレをしていたころとは大違いな位、ピルエット2回転の成功率は上がっていきました。
恥を捨て、自意識を捨て、誰かが見てる前で、先生に見てもらっている前で挑戦するというのは、やっぱり上達の早道だと気づくのも、すでに遅しな感じですが、今年はまだ始まったばかり。
無謀と言われようと、身の程知らずと言われようと、今年の後半には『ピルエットトリプルに、センターで挑戦する人』になれるよう、頑張りたいと思っています。
私が、バレエのバイブルとしている山岸涼子さんの漫画『舞姫テレプシコーラ』でも、主人公のユキちゃんが、舞台に立った後、完全にトリプルが出来るようになっている話があります。
その時、ユキちゃんは『舞台に立つって、こういう事なんだ』と自覚する場面があるのですが、今まさに、私も同じ気持ち。
あと何年続けられるか分からないのに、大好きな習い事に躊躇なんてしてはいられない。
いくつになっても挑戦しなきゃ、結果も出ないと、決意を新たにした2023年1月です(今2月だけど)。
今日の記事は以上で、決意表明みたいな感じですが、この記事読んで、元気出してくれる人がいたらいいな。
余談ですが、先生が言うには、ピルエットの成功率って、プロでも100%ではないらしい。
美しく回るのは当たり前で、失敗しても、いかに着地の時に踏ん張って、美しく決められるのかが重要で、着地がよければ多少の失敗もカバーされるのですってよ。
だから、着地の時にトントンと飛んで行かないよう、しっかり着地をするように指導されています。
それには、背中を張るとか、回転の時に真上に上がるとか、しっかりとプリエを使って押してから上がるなど、出来なければならない事が一杯。
今は新しい指導方法なども取り入れられて、練習方法や筋トレ方法なども変わってきてはいますが、最終的には、「身体に覚えさせる」という、昔からある基本のきを忘れてはならず、何十回も練習しなければ上手くならないという、古からの教えは健在です。
練習あるのみ・・。
女、40(はとっくに過ぎたけど・・)にして立つ。
それではまた。
今日の記事の後半で紹介した、私のバイブル『舞姫テレプシコーラ』はこちら⤵
2部構成となっていて、既に完結しています。
2部では、ローザンヌコンクールの審査風景なども見る事ができて、大変面白く、ちょっと辛いリアルが生々しく、実用性もある漫画です。
バレエやっている人には、全員に読んでもらいたいおススメ漫画です。
それではまた。