昨年は「ドルチェ&ガバァーナ」の香水が大流行しましたが(正確には「香水」という曲が流行し、ドルチェ&ガバァーナは、歌詞に出てきた・・・ですね。)、今日は、紅茶の香りのフレグランスの紹介です。
お茶系の香りは、ブルガリのものなどが有名ですが、他にも結構あるんですよね。
私が試して気に入ったものは3つ。
SHIRO(シロ)の「アールグレイ」と、「ホワイトティー」
ランバンの「ア・ガール・イン・カプリ」
エリザベスアーデン「グリーンティー」。
ジェニファーロペスの「still(スティル)」も紅茶の香りと言われてるけど、テスターで試した限り、『ちょっとちがうかな??』という感じでした。
実際に肌につけると違うかもしれないですけどね。
という事で、3つ紹介します。
SHIRO「アールグレイ」
SHIRO(シロ)は、日本にあるフレグランスやスキンケア用品を扱っている会社で、扱っている商品も自社で研究・開発しています。
本社は現在東京にありますが、元々は北海道の砂川にあった会社で、ルームフレグランスや化粧水等を新千歳空港などで販売していました。
ナチュラルな香りは鼻につかず、とても高級な感じで私も気に入っていたのですが、いつからか空港から姿を消し、いつのまにか「SHIRO」という社名に変更になっててびっくりしました。
当時は「ローレル」という社名だったんですよ。
今は、大手百貨店に出店していたり、独立したショップも持っているようですね。
一見プラスチックに見える容器は陶器(ガラスかもしれない)。
触ってみると高級感があります。
実は、SHIROには「ホワイトティー」というお茶系の香りがもう一つあるのですが、今回は飲む方としても大好きな「アールグレイ」を購入。
「アールグレイ」はネット限定なので、ご注意ください。
☞追記:その後、ホワイトティーを購入。どちらかと言うと、ホワイトティーの方が、甘さを抑えた紅茶の香りが強かったです・・。
「アールグレイ」というネーミングから、どれくらい紅茶なのか楽しみですが、香りは意外と甘い。ボトルがユニセックスなデザインなので男女問わずな感じに見えますが、トップノートはかなりガールズ系です。
紅茶の香りもしっかりしますが、「甘くなくてサッパリ」というよりは、しっかりと香る「紅茶飴」という感じですね。
封の開けたては若干界面活性剤系のニオイもしましたが、これは2日くらいで無くなりました。
1時間位すると甘さは弱くなり、しっとりとした紅茶が香り出して、アールグレイの香りに変わっていき、最終的には男女問わずな雰囲気の香りになります。
それから、フレグランスはどれもそうですが、服に吹き付けた香りと、肌につけた香りでは、後々結構変わってきます。
本来の香りを楽しむためにも、是非直接お肌につけて下さい。
香水は、耳の裏や手首につけると言われますが、私のオススメは、「内腿」。
手首や耳の裏だと、漂ってくる自分の香りに酔ってしまって、具合が悪くなったりするんですよ。
内腿に少量つけるとちょうどよく、ごくたまに自分で香りを感じる時に、とても満たされた気持ちになります。
上級者は足首につけたりするらしいのですが、なんか忘れちゃうんですよね。
明日は足首につけてみよう。
「アールグレイ」はオードパルファンなので、正確には香水とは違いますが、自己主張のある特徴的な調香ではない為嫌味がなく、紅茶の香りは上品だし、とても日本人向けだと思います。
甘い香りが苦手だったり、甘くない香りをイメージする人にはちょっと合わないかもしれないけれど、実は息子も好きで、自分で買ってつけている位なんですよ。
LANVIN(ランバン)「ア・ガール・イン・カプリ」
この間、テスターを嗅いでみて即買いした香水(ていうか、これはトワレです)。
フレッシュで若々しく、それでいて子供っぽくない爽やかな柑橘系の香りは、私の気持ちまで若返らせ、そのままレジまで持って行かせるには充分な威力でした。
正確にいうと、多分調香は全然紅茶とかじゃないと思うんですが、最後の方に、レモンティーとも、アールグレイとも言えない、ほんのりとした紅茶の香りに変わります。
可愛い瓶でしょ。
正に、「ガール」の文字が入るにふさわしいですね。
しかし!
カプリ島に降り注ぐ豊かな太陽の光とレモンを思い出させるようなテスターの香りでしたが、実際は結構違って、肌につけるとすぐに香りは変わります。
フレッシュな柑橘のさっぱりした香りはすぐに飛んで、すぐさまパウダー系の香りに変わります。
え~とですね、昭和のおしろいの香りと言えば、わかりやすいでしょうか?
なんとなく、「上品な昔の貴婦人」て感じですね。
おしろいとか、お化粧の香りが嫌いな人にはお勧めできませんが、ミドルノートから香りの雰囲気が変わって、しっくりなじむようになり、ふっとレモンティーの香りが鼻をかすめ、『あれ?』という感じに変わります。
「ア・ガール・イン・カプリ」には、ベルガモットやレモンが配合されてたんですね。
ベルガモットは、アールグレイの紅茶を作る時に着香される有名な柑橘です。
その、のびやかで明るい香りは「子供部屋の香り」と称されるほど。
なので、ラストはレモンティーともアールグレイティーとも言えない紅茶をイメージさせる香りになるんですね。
ランバンの「ア・ガール・イン・カプリ」は、紅茶を前面に出した癖のないSHIROに比べて、若干外国製品のこだわりを感じる調香で、柑橘系の、ちょっと甘くてレトロな雰囲気の香水です。
誰もが「スキ」と言いそうなエリザベスアーデンの「グリーンティー」
最後は、エリザベスアーデンの「グリーンティー」。
同じ部署の人がつけていて、すごくいい香りだったので即買いした品物。
お気に入りでいつもつけていたからちょっとしか残っていない写真ですが、爽やかで、スッキリとしていて、誰もが「スキ♡」と言いそうな、若くて青い香りです。
若くて青いというと、シャネルの19番とかも思い出しますが、もっと一般的な調香で、全く違う香りです。
エリザベスアーデンは、その昔日本にもコスメのショップがありましたが、いつの間にか撤退し、現在はレブロンの子会社となっていますね。
このフレグランスは緑茶をベースとした香りですが、グレープフルーツのような、少し苦みを感じる柑橘のとても爽やかな香り。
今日紹介した中では、多分ダントツに甘くなくって万人受けというか、嫌いという人はいなさそうです。
私も大好き。
そして・・・値段が安い。
アメリカにある会社ですが、お国柄なのか、フランスやイタリアの調香とはまた違う、軽くてフレッシュな感じが、人気の秘密かもしれませんね。
シトラスのとてもいい香りをグリーンティーが抑えている感じなんですが、残念ながら紅茶やお茶は前面に出ていないので、紅茶系の香りを探している人は、イメージとはちょっと違う印象を受けるかもしれないですね。
紅茶の香りまとめ
今日は、私が持っている紅茶の香りのフレグランスを3つ紹介しました。
個人的にはどれも気に入っているのでおススメですが、さっぱりした香りをお望みなら、迷わず「グリーンティー」がおススメです。
昔流行った「シャワーコロン」が好きだったなら、絶対気に入るはずです。
でも、「グリーンティー」は、もっと深くて、高級な大人の香りです。
同じシリーズでボディーローション等も販売されているので、その人気がうかがえますね。
「ア・ガール・イン・カプリ」と「アールグレイ」は、もしかしたらあまり好きじゃない人もいるかもしれないけれど、トップノートからラストノートにかけて香りの移り変わりが楽しめるし、紅茶の香りを探しているなら、満足する人の方が多いと思います。
その他に、紅茶系の香りを探している人は、ブレンドに「ベルガモット」が入っているものを探すと、紅茶っぽい香りのものと出会える確率が高くなりますよ。
それではまた。