人生で、そう何度も買い替える事のないものと言ったら・・。
家、冷蔵庫、車・・・は3年おきに買い替える人とかいるか・・。
テレビなどの大型家電の他に、洗濯機もその中に入ると思います。
昔ながらの二槽式から、縦型全自動、最近はドラム式が流行っていますが、私も10年前、デザインやドラムの大きさに惹かれてドラム式を大枚はたいて買いました。
けど・・・、後悔しています。
今日は、全自動や二槽式も使用した事のある私の経験から、正直な感想を書きたいと思います。
ドラム式は、汚れ落ちが悪い。
つい最近、洗濯王子こと「中村祐一」さんのツイートが流れてきました。
中村さんは、朝だったか昼だったかのバラエティにも登場する洗濯王子で、私も知っている方です。
多分朝の情報番組に出てらっしゃったと思います。
そのツイートは瞬く間にバズり、同様の内容でブログも更新されています。
ドラム式の洗濯機を使っている方から、タオルが黒ずむっていうご相談を受けたのですが、これは多くの人に起こっているお悩みかもしれないので、ちょっとシェアしておきます。
— 中村祐一/洗濯家 (@sentaku_u1) July 24, 2020
ブログのリンクもつけておきます
洗濯家 中村祐一オフィシャルブログ「洗濯王子の美服のヒケツ」Powered by Ameba
先に書いておくと、一連のツイートの後半で中村さん は、縦型には縦型のいい所があり、ドラム式にはドラムのいい所があると書いています。
実際にご自宅にもドラム式の洗濯機をお持ちです。
(というか、各種洗濯機を数台持っている中にドラム式もある。)
目的別に使い分けるのがいいとの事ですが、一般家庭でそんな事できるかっちゅー事で、どちらを買うか悩むのなら、私は縦型で水量を調整できるものがいいんじゃないかなと思っています。
その理由はやっぱり、ドラム式は汚れ落ちが悪く、白物が黒ずみやすく、臭いも残りがちだから。
汚れを落とすには、たっぷりの水が必要
「汚れを落とすには、たっぷりの水が必要」です。
みたいなことは、賢い節約奥様系の雑誌では、度々特集されています。
ただし、同様に節水術についても定期的な特集があり、節約をモットーとする読者はどうしても、「節水」という文字に興味を向けがちです。
節水もとても重要なんですが、部分的なシミを落とすのでさえ、充分な水が必要です。
しかし、洗濯機は、いかに少ない水量で洗濯を終わらせるかという事が、開発やプロモーションの焦点となりがち。
全く、節水・節約・ライフハック・ランニングコストという文字には弱いものです。
私だって節水したいよ!
しかし、これが間違いだった・・。
ドラム式を使用して数か月、洗濯物が黒ずんでいたり埃っぽい匂いが残ったりした
私の実家は、長らく二槽式の洗濯機でした。
値段も安いし壊れにくいです。
母の買い物なので理由は分かりませんが、多分こんな所でしょう。
洗濯槽で洗ってから脱水槽に移すという手間がかかりますが、大量の洗濯物をさばくには、安くて壊れにくくて、洗濯液の使いまわしもできる二槽式はうってつけ。
家を出て、私が結婚する時に買ったものは、縦型の全自動。
二槽式はやっぱりちょっと手間だから。
それから10年の間、我が家は縦型の全自動洗濯機を使用していました。
ただ、3キロだったか5キロ洗いだったかで、子供たちが育ってくると『もっと大きいのが欲しいな』と思うようになったのです。
で、住み替えと同時に、9キロ洗いのドラム式を購入しました。
もう、予算を5万近くオーバーですよ。
乾燥機もついている優れもの。
憧れのおっきな洗濯槽!
だけど、使い始めてから、白物が黒ずむようになってきました。
そして、化学繊維系のシャツやTシャツ類から、洗ったのになにか埃っぽいような臭いがするようになってました。
因みにすすぎは2回してるし、そこまで汚れているものでもありません。
初めは洗剤のせいかなとか、洗い切れてなかったのかなとか、外が埃っぽかったのかなとか思いましたが、違いました。
今までこんな事なかったのに、洗濯機を変えてから??
なんで??
これ、全部少ない水量で洗っていたためだったんです。
ドラム式の洗濯槽に、洗濯物を入れ過ぎてはダメ!
洗濯王子がリンクをつけていたほかの方のブログによると、「ドラム式の洗濯機で臭いが残ったり洗濯物が黒ずむのは、洗濯槽に衣類を入れ過ぎるからなんです」って書いてある・・。
ドラム式の洗濯槽に洗濯物を詰め込み過ぎると、汚れや臭いの再付着が起こり、洗濯物が黒くなったり臭いが残ったりという現象が起こるらしいです。
さらに、ドラム式は色移りしやすいのだそうだ。
だから、色柄ものと混ぜたりすると、色素が移ってくすんだりしちゃうのか・・。
その上、ドラム式は少ない水量で洗う為、洗剤を多く入れると衣類に洗剤が残ってしまう。
『ドラム式の洗濯機は、叩き洗いのため繊維に優しく、汚れ落ちもよく使う水量も少ない。』
そう聞いて、10年前購入を決めました。
しかし、これは洗濯槽に入れる衣類が少ない場合です。
つまるところ、「水が少ないと汚れ落ちが悪い」というのは変わりません。
しかも、個人の感想としては、衣類を優しく洗い上げるという叩き洗いの謳い文句にも偽りがあるような気がします。
なぜなら、縦型を使っていた時よりも、ドラム式の方が衣類の痛みが気になる事が多いのです。
そんな私、今どうしているかというと・・・、白物はオキシクリーンを使用したっぷりのお湯で下洗い。
その後、洗濯機で本洗い。
色物はすすぎ3回してるんですよ・・。
うわ~ん、面倒くさい( ;∀;)
縦型の時は、こんな事しなくてもよかった!
今のドラム式は知らないけど、ドラム式の洗濯機はつけ置き洗いもできないんですよ。
柔軟仕上げ剤も、入れ過ぎると汚れを呼ぶことになるので注意です。
乾燥機の使用頻度は激低い
当時、購入を決めた理由のひとつである洗濯から乾燥まで1台でOKという、主婦を惹きつける魅力的な謳い文句。
だけど、乾燥には3時間くらいかかる。
3時間以上もごうんごうん動いていたら、電気代が気になって仕方ありません!
結局、よっぽどのことが無いと乾燥機は使わないし、乾燥が必要な時は、乾燥だけコインランドリーに行ってしまう。
コインランドリーの乾燥はパワフルで早いから、頻繁に使わなければ、こっちの方が効率がいいんです。
友人も同じだと言っていました。
こんな事をもう何年もやっているのです。
【まとめ】 洗濯槽が大きければ、たくさん入れてしまうのは人の性
という事でまとめです。
私個人の考えとしては、縦型とドラム式、どちらを買うか迷っている人には、縦型洗濯機の購入をおススメします。
ドラム式は、そのお値段ほどの魅力や価値はないと思っています。
それは、これまでの経験から、たくさんの水で洗った方が仕上がりがよかったからです。
ドラム式でも適正な洗濯量なら洗い上りはいいとの事ですが、人間、大きな容量ならたくさん入れてしまうというのが常だと思うし、日常の洗濯を、そんなに丁寧にやる時間もないかもしれません。
二槽式に関しては、洗濯に手がかかりすぎるのでちょっと無理かなと。
家族が少ない・マメに洗濯している、洗濯物が溜まるとかありえない等の理由で、洗濯量が少ないなら、乾燥まで一発のドラム式もいいと思います。
私の友人は「洗濯物を干したくない!!!!」という理由だけでドラム式を購入しました。
それはそれで満足しているようです。
ドラム式の洗濯機は、デザインもオシャレだし上部にモノが置けるのもいいですよね。
ただ、実際の話、我が家では白物の洗濯前には下洗いが必須ですし、色物でも乾いた後臭いが残り、洗い直しになる事が多いのも事実です。
決してドラム式をディスっている記事ではないのですが、用途用途で洗濯機を使い分けたりしない一般家庭なら、値段も高いドラム式の洗濯機は、後悔する可能性が高いと思います。
今日の記事は、私個人の考えと体験です。
洗濯王子や「今日も洗濯日和」の管理人さんは「ドラム式はダメだ!」なんて一言も言ってませんので、誤解なさらないようお願いします。
それではまた。
・・、結局1年後、洗濯機を買い替えました。
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